カリブ最南端の秘境パラダイス「トリニダード・トバゴ」に行きたい!
行くだけで自慢でできちゃう?!カリブ最南端の島国、トリニダード・トバゴをご存知ですか?日本での知名度は低く、地球の歩き方ガイドブック「キューバ&カリブの島々」でもまだ2色刷り...。そんな知る人ぞ知るトリニダード・トバゴの魅力を「海外ボランティアの旅」がご紹介します!
トリニダード・トバゴって...どこ?
トリニダード・トバゴは、トリニダード島とトバゴ島からなるカリブ最南端の国。国土が千葉県ほどの小さな国です。トリニダード島の南西端と北西端のすぐ先には南米大陸。かつて南米と陸続きだった名残で、カリブの島というよりは南米大陸の一部のような印象を受ける、少しユニークな島国です。
日本からトリニダード島に到着するまでにかかる時間は、アメリカかカナダ経由でおよそ17時間。亜熱帯と熱帯の境に位置するので、年間平均気温は28度ほど。貿易風(赤道に向かって吹く風)の影響で朝晩は涼しくなります。
トリニダード・トバゴの治安
トリニダード・トバゴはかつてサトウキビ農業の盛んな国として、20世紀からは石油の算出国として発展してきました。カリブの島の中でも豊で生活水準の高い国のひとつなのです。海外旅行はどの国であっても絶対安全という確証はありませんが、海外旅行に共通する注意点を守れば(深夜早朝の外出は控える、荷物から目を離さないなど)問題なく観光を楽しめます。
魅力その1:これぞカリブ!エメラルドグリーンの輝く海
カリブの最南端に位置しているため、まわりにはカリブ海、大西洋、ベネズエラに面したパリア湾と3つの海に囲まれています。トリニダード島の海は深いグリーン、トバゴ島は透明度の高い青い海が特徴です。
360度絶景!沖の真ん中に浮かぶ浅瀬「ナイロンプール」
トリニダード・トバゴの中でも最も有名なのが「ナイロンプール」と呼ばれる浅瀬ポイント。トバゴ島のピジョン・ポイント・ビーチから出るグラス・ボトム・ボートに乗って20分。白い砂に太陽が反射した海の様子は、まさにブルーのナイロンシートを広げたよう。(泳ぐと10歳若返るともいわれているそうです。)
魅力その2:アマゾンの大自然が育むアニマルパラダイス!
かつて南米と陸続きだった影響もあり、アマゾンの豊かな自然に多種多様な生き物が生息しています。
数百羽の群れが圧巻!カロニー湿地帯の深紅のトキ「スカーレットアイビス」
150種類の野鳥が生息するバードウォッチャーの聖地「ASA Wright自然センター」
ジャングルに現れる「光る川」発光プランクトンが青く輝くオートイア川
世界最大種のウミガメの産卵地
トリニダード・トバゴは、絶滅危惧種のひとつとして知られるオサガメの産卵地として世界的に有名な場所。オサガメは世界最大種の亀で、大きいものは体長2mに達します。この大きなカメが、トリニダード北東部にあるわずか1kmほどのビーチに、1日300頭も産卵にやってくるので圧巻です!3月末~8月初旬に行くと必ず産卵に立ち会うことができると言われていますが、専門ガイド同行の上でしか浜を歩けないのでご注意ください。
魅力その3:音楽とカーニバル!スチールパンとソカ発祥の地
トリニダード・トバゴは、ドラム缶を叩いて作ったのがはじまりというスチールパン発祥の地。「20世紀最後にして最大のアコースティック楽器発明」と呼ばれています。
また、リオ、ベネチアに並ぶ世界3大カーニバルのひとつ「トリニダード・カーニバル」が開催される国としても有名です。
意外な日本との繋がり!トリニダード・トバゴのソカ
ソカとはカリプソにソウルをミックスした、トリニダード・トバゴ発のダンスミュージック。実は日本人アーティストのMINMIさんが、トリニダード・トバゴで開催された2007年のソカモナーク世界大会で、女性第3位を獲得しているんです。
"06 年シングル「サマータイム!!」がトリニダード・トバゴで反響を呼び、同地の祭典に招待される。06年NYで開催されたソカアワードで新人賞にノミネートされ、07年ソカモナーク世界大会では女性第三位を獲得。"(ユニバーサル・ミュージック・ジャパン)
ちなみに、歌手の青山テルマさんはトリニダード・トバゴ人と日本人のクォーターとしても知られています。また、2016年春にはBS JAPANの番組でトータス松本さんが「トリニダード・カーニバル」に参加しています。(BS JAPAN"EARTH BEAT大地に響け!120人のスティールパン")
魅力その4:スイーツ好きは食べずに帰れない!トリニダード・トバゴ産チョコレート
トリニダード・トバゴでは、「プレミアム・カカオ」と業界で呼ばれるほど上質なカカオが採れることをご存知ですか?その味は世界を旅する添乗員さんの多くが「今まで食べた中で一番美味しい」と絶賛するほど。トリニダード・トバゴ産のカカオは農園が減少した影響で量産ができないため、名実ともに「プレミアム」。GODIVAをはじめとした世界中の高級チョコレートブランドが好んでトリニダード・トバゴ産のカカオを使っています。高級ブランドから製造を受注しているチョコレート工房の中には見学ができるものもあります。お土産屋さんには売っていない、知る人ぞ知る逸品をご賞味あれ!
魅力その5:カリブのヨーロッパ!植民地時代の歴史的建造物が残る首都
トリニダード・トバゴの首都、ポート・オブ・スペイン。1757年、当時のスペイン総督ドン・ペドロ・デ・ラ・モネダによって建設されました。スペイン、イギリス、インドとさまざまな国の影響を受け、各国の様式が渾然一体となった市内の建築物の様子はまさにフォトジェニック。植民地時代の歴史を感じながら街歩きしたいですね。
今だからこそ行きたい、トリニダード・トバゴ
多様な文化、透明度誇るカリブの海、大自然の宝庫。千葉県サイズの国土には、語りつくせないほどの魅力がギュッとつまっています。まだまだ「どこそこ?」と言われてしまうほどの知名度だからこそ、トリニダード・トバゴに行ってみたくなりませんか?思わず人に自慢したくなる旅になるはずです!
カリブ初心者も安心。トリニダード・トバゴへオサガメに会いに行こう!
いきなりカリブ、しかもトリニダード・トバゴなんて難易度が高い!という方にオススメのプログラム!「トリニダード・トバゴ オサガメ保護支援プロジェクト6日間」では世界でもトリニダード・トバゴでしかできない、本格的なオサガメの保護プロジェクトに参加できます。もちろん約17時間かけて渡航する分、オサガメ以外にも「海」「街歩き」「チョコレート」と、トリニダード・トバゴの魅力をたっぷり体験できる内容になっています。